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都市計画のプロジェクトから考える

2016-08-31 (Wed) / カテゴリー:UI, UX

現在、海外の都市計画関連にも関わらせて頂いています。

弊社ではこれまで、コンペ・実施フェーズ問わず、
以下のようなプロジェクトに関わってきています。

・海外の都市計画(実施計画)
・国内震災復興の都市計画(実施コンペ勝利)
・海外の600m級超高層含む都市計画


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都市計画では、
未だ具体的なインタフェースが決まらない状況下において、
各ユーザー(やステークホルダー)の合意を図る必要があります。

その都市のイメージを共有するため、多数のリソース/アセット組み合わせ、
・静止画
・動画
・VR
を包括しながら対応しています。

短期間に、長尺の動画や、静止画イメージを数十枚等、を作成することも少なくありませんが、
共通の合意形成のイメージが必要なため、必ずしもVRが有効に働かない点も、特徴的です。

UXにおけるユーザーとステークホルダーの種別にまで踏み込んだ、
VR・AR・MRの利用判断を行なっていく必要があると考えられます。

特に提案の主要な意図≒UIにならない背景的な
(UXのコンテクストで、映画における背景(マットペイント)にも近いと思います)
要素形態においては、任意にまとめ、イメージを構築する必要があります。

弊社では、コンテクストに無理の無い形態を基本にしつつ、
マルチエージェントや流体解析や視線分析等を援用した
各種プログラミングにより形態生成して対応しています。



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ケヴィン・リンチが意図した、ユーザーの認知による創発性を伴う都市のイメージは、
各種のデジタルデザインツールと、デバイスによる具体的センシングが応用されることで、
より活き活きとしたものとして現象されると考えられます。

そのプロセスを、アーキテクトの長期的環境的な設計と、ユーザー個別の具体的認知まで、
UX/UIの範囲を意識して、丁寧にシームレスに繋いでいくことが、
道具立てが揃って来ている今日にこそ、重要な課題であると捉え、
弊社では都市関連のプロジェクトにも取り組んでいます。


<都市のイメージ:ケヴィン・リンチ著>


<UI/UXの関係図(UXのコンテクスト範囲の伸縮)>