Geocreates

ブログ

アーカイブ

HCD-netフォーラム2016参加報告

2016-06-12 (Sun) / カテゴリー:講演, 発表

1.ライトニングトークセッションについて

2日目の午前は、
・ライトニングトークセッション
・初学者向けセッション
・ワークショップ・セッション
の3種のパラレルセッションが開催され、
「ビジネス、社会に貢献するHCD」がテーマのライトニングトークに参加しました。

ライトニングトークは、多数の方々が短時間でトピックを挙げ、
千葉工大の山崎先生、コンセントの長谷川さん、リクルートテクノロジーズの坂田さん、がまとめられる体制でした。


<ライトニングトーク後のディスカッションの様子>

以前参加したHCD-netのイベントで、代表の遠藤さんからお話を伺ったことがあったbeBitの
上海に勤務している前田さんから現地のビジネス感の違いのお話しが印象的でした。
beBitではwebページのアイトラッキングも業務に応用されているので以前から注目させて頂いています。

建築領野に近い内容としては、
・コンセントのPub.Lab. の川原田さんや小山田さんからは公共空間へのユーザー参加に関するトピック
・インフォバーンの辻村さんから建築プロトタイピングの応用可能性のトピック
等が挙がりました。

HCD-netでは、建築や都市関連のトピックも少しずつ増えてきている様子ですので、
今後も、建築領野の方々の参加が増えるように、
また、UXを専門にされている方々が、
建築領野の業務に関連できる状況も、これまで以上に増えるように、祈念しています。

弊社からも、また改めて、現在開発・展開中の内容もまとめた上で、
話題提供できる機会を検討していきたいと思います。


2.
午後からは、論文発表とポスターセッションが開催されました。
各発表タイトルはこちらから。

2-1.ポスターセッションについて
弊社では昨年は2度論文発表を行ないましたが、論文発表では質疑応答の時間も限られるため、
今回は、より柔軟なディスカッションができるポスター発表を選択させて頂きました。

発表では、ポスターと、アイトラッカーで撮影したデモ動画も用意し、
「建築におけるUI、UXの特徴について」、弊社の着眼を考慮して、説明させて頂きました。


<弊社のポスター発表内容>


<サイン視認からサッケードして空間を視認している場面のアイトラッキングの分析>

弊社からの主な提案は、非物質的な「空間」をUIと扱えるかで、専門家の方々と協議させて頂きました。
全面的に同意頂ける方や、条件付で同意の方等があり、
今後議論を深めていかなければならない内容等、多数のコメントを頂けました。

発表時間の冒頭から理事長の鱗原さんにもお越し頂き、
UX測研の伊藤さんや辻村さん、
初めてお話しさせて頂く方々も多く、
1時間超の時間の中で、多数の方々にご意見を頂けました。
ありがとうございました。

継続的に注目頂けている芝浦工大の吉武研の方々には、
アイトラッキングの分析動画の方にも注目頂けたので、
また実験動画の方も公開するようにしたいと思います。


更に派生的な話題としては、
ライトニングトークの方でも話題に挙がっていましたが、
ユーザーやステークホルダーの多様化と如何に定義できるかが課題になっているように思いました。

昨年からポイントを絞って参加させて頂いておりましたHCD-netの利用品質メトリクスの会でも、
話題に挙がっていた内容のため、今後議論が必要になっている部分のようです。


2-2.論文発表について
論文発表の方は、今年も多様な分野の多数の論文発表がありました。








<論文発表の様子>

具体的な開発の中で、ステークホルダーやコストが関連する中で、実質的な課題(ハプニング)や、
定性定量の切り替えの判断等、テキスト等では記述され難い部分が、発表や質疑の醍醐味のように思います。
その点を、今年の発表は2会場だったこともあり、質疑応答の時間に余裕があり、色々と聞くことができました。



<組織にHCDを浸透させるための教育的枠組みの巻物>

昨年から拝見していたHCDの普及に向けた活動の、最終報告もありました。


3.
論文とポスター発表は、毎回1名ずつの表彰制度がありますが、
今回は両方とも千葉工業大学の安藤研の方々が受賞されました。

特にポスター発表で受賞された学生の方は、学部で心理学を学ばれてから、
修士からUX領域を学ばれているとの事で、
領域横断的な知見が有用なUXの特徴が伺える、大変良い受賞だったのではないかと思いました。


今回のフォーラム2日間を通じて、HCD-netの理事長、副理事長、理事の皆さん、
懇親会やポスター発表の時間にUXの専門の多数の方々とディスカッションさせて頂きました。
お話させて頂きました皆様、大変ありがとうございました。

弊社の発表内容に関するディスカッションの詳細については、
整理・集計の上、また追加で報告させて頂きたいと思います。